2022/05/18

一言で言い切れる再現選手の作り方


先日inoさんのサイト、Pawaful masterでこんな記事が投稿されました。 

【パワプロ】私的『パワプロ選手査定・再現選手』のつくりかた【査定初心者向け】



初心者向けに査定のルールやポイントを簡潔に説明されているとても良い記事です。
初心者が躓きがちなポイントも丁寧に補足していてこの記事の内容を意識すれば初心者でも良い感じの再現選手が作れると思います。
でも、ちょっと光に寄りすぎかな? という感触があったので僕は闇の話をします。すぐ終わるよ。

再現選手の作り方

査定はしなくていい!

紹介文はちゃんと書け!



以上!!
 
 
 
 
 
以降、余談。
 
査定は面白いです。そもそも本質的にパラメーターを決定するという作業事態が人間にとって快楽なんですね。神にもでなったような気持ちになれる。僕はウイポ※1やジーワンジョッキー※2のエディット触り始めたら平気で2~3時間経ってます。 

※1
ギャルゲー
※2
ギャルゲー


なので、査定が面白いからする、という分にはいいんだけど「査定をしなきゃいけない」というのは誤りです。何故なら査定というのはただの自己満足であり、それを突き詰めることで喜んだり褒めてくれる人は少ないからです。まあ、労力には見合わない。
 
パワナンバー公開サイトの記事を見に来る人には大きく分けて3通りの目的があります。
 
  1. その選手をDLしたい
  2. 読み物としての記事を読みたい
  3. その選手の査定が見たい
     
 大体どれか1つって訳ではなくて、2つか3つ複合してるもんですが最も多いのは1でしょう。まあこれは当然です。
次に多いのは2。知らない選手やユニークな選手が紹介されていたら読み物として楽しめますからね。3はしょうもないオタクしか気にしないので一切考えなくていいです。
 
以上の点を考慮すると1、2が最も重要で3が捨てるべき要素なのですがパワプロサイトを始めるぞ! という人はこの優先順位が逆転してる人が多いです。査定頑張るぞ! みたいな。
まあサイトなんて「オレを分かってくれ! オレはスゴイぞ!」的な承認欲求がないと始めないので仕方ない部分はある。しかしこれがよくない。
 
査定を第一に優先すると何が問題かというと、続かないんですよ。アクセス数が伸びないから。
査定は自己満足なんだけど、人間は自己満足だけでは稼働するエネルギーを捻出できないから(再現選手作るって結構大変です)続かないんですね。
褒めてくれる友人やTwitterにオタク仲間でもいればある程度エネルギー貰えますが、友人や仲間もいつも褒めてくれるわけではありませんからね。(褒めるという行為もそれなりにエネルギーを使うし自分から他人には求めづらい)持続可能エネルギーにはなり得ない。
そうしてエネルギーが尽きると最終的には自分ではほとんど再現選手を作らない割に査定には人一倍口うるさい描かない漫画家3 ピエロッキーな存在になってしまう。インターネットによくいる怪物の誕生です。
 
※3
名作、全7巻

 
それを回避するためにはある程度のアクセス数を得つつ労力の省力化を図る必要がある。
そのコツは簡単で
  1. 選手紹介文を書く
  2. 査定の説明をする
これだけでいい。逆に言うと結構な数のサイトがコレだけのことが出来てない。以下説明
 

  • 成績を書こう!
これ実はやってない人結構います。選手の成績を書くのって大体手打ちなのでめちゃくちゃ大変で書いてる時は「別になくてもいいだろ……」みたいなこと考えがちですが読者側の視点になると成績が無いのは論外です。
そこから先の文章、キャラクターのステータスなどどこに共感すればいいのかのフックが無いわけですからね。面倒くさくても成績はちゃんと書いた方がいいです。 

  • 紹介文のコツ
紹介文に文章力は一切必要ありません。大事なのはその選手についてどれだけ理解しているかという理解度です。まあでも実は大抵の人は作ってる選手のこと詳しく知らないんじゃないかな? 変な話ですが査定をしてもその選手がどういうプレースタイルでどういう人物でどういう人生を歩んだのか詳しく知ってる人はあまり多くありません。
その選手について詳しく知っているなら自分が知っていることを素直に書くのが一番でこの時にWikipediaなど他媒体のテキストを下敷きとして参考にする必要は全くありません。テキストの純度が薄れるからです。自分の感性のまま出力しましょう。

逆にその選手についてあまり詳しくない場合はWikipediaなどの百科系のページをガン見することになります。これは仕方ない。甘んじて受け入れるべきだ。
情報量が多い選手の場合ついつい長文を書いてしまうことがありますがこれはなるべく避けるべきです。Wikipedia引用丸出しの長文はシンプルにつまらないし、文章が長いとその時点で読む側はシラけます。文章が長くて喜ぶ人はいませんよ!
長くなるぐらいなら敢えて2~3行でシュッとまとめた方が好印象です。
過ぎたるは及ばざるが如し、私の好きな言葉です。
 
  • 査定の説明をしよう!
 査定はしなくていい! と言いましたが査定の説明はするべきです。
どんなによく練られた素晴らしい査定も説明しなかったら無いのと同じですからね。
しかしダメな例というのもある。
 
ダメな例
対左E
対右.348
対左.320
 
リリース◯
サイドスローだから
 
こんな風にちょこちょこみっともない言い訳が書いてあるやつ。誰に言い訳してるの? 
しないよりは書いてた方がいいですが、こんなんはダメですよ! えっ、仮面町がよくやってる? そんなぁ。
 

良い例

広島時代2005黒田の公式査定を丸パクリして
在りし日のセ・リーグのエースです。
不動のエースという能力ですね!

帰国後の2015黒田の公式査定を丸パクリして
男気で広島に復帰したベテランエース!
衰えながらも渋い投球術で抑える様を表現してみました!
 
 こんな感じ。でも仮面町でこんなんやったことないよ。あくまで例やからね。
ここでのコツはとにかく有る事無い事適当言って読者を納得させようとすることです。 逆転裁判の成歩堂龍一みたいなもんやね。
査定なんか公式の丸パクリやデータなど一切見ずに自分の妄想で作り上げればいいのですが、パワプロの再現選手を読みに来る読者というのは査定なんか気にしてないけど査定に納得したい。という極めて面倒な性質を持っています。
だから査定に力を入れても文章による補足が及ばなければ納得はしてもらえませんし、逆にどれだけ査定がいい加減で適当でも勢いで丸め込めれば納得します。

読書感想文みたいなもんで、正しい感想、美しい感想を書こうとするのではなくとにかく思ってもないようなそれっぽいことを書き立てて勢いで納得させましょう。
 
 
  • 言い訳を書くな!
データが見つからなかった、よく知らなかった……みたいなことを書く人がいますがそんなん書く必要ありません。
バレなきゃ犯罪じゃなく不倫は文化であるように査定のミスなんて往々にして作った人間以外分からず、黙ってれば誰にも分かりません。
むしろそれを言うのは知らないままでいられた人間に罪の共有を強いてるわけで単純に迷惑です。
 
また昔の選手の球速や得点圏打率が分からなくて~とかも書く必要はない。お前が決めた数値が正しい。正しいデータを持ってる人間などいないし、もし指摘されたらうるせぇ! とぶん殴ればよい。分からないものを分からないままにしておけない弱い人間になる必要はありません。

なお、成績入力ミスとか背番号間違えとか能力入れ忘れとか経験点足らずとかは仕方ないのでちゃんと言い訳を書いて許しを請いましょう。


  • テキストにユーモアを入れよう
これが一番重要。ちゃんと選手紹介文書いて、査定の説明をでっちあげれば査定がどんなに適当でも丸パクリでも再現選手を見に来る読者のほとんどのニーズを満たすことができるのだが、唯一読み物としての面白さという点には欠けてしまっている。そこでユーモアが必要になる。
 
と言っても、これは別に超オモシロギャグを考えろってワケではないです。なんか言えということです。
選手紹介文や査定説明でただただ実績を説明するのではなく
 
紹介文
~という条件でこれだけの成績を残したのは驚愕に値する
 
コントロールG
最速160kmの豪速球は全くゾーンに入らなかった。とほほだよ~


というような、何か一つ主観的な意見や一欠片のユーモアが挿入されてあると記事の読み物としての質がグッと上がります。Wikipediaの縮小再生産みたいな文章では誰も喜びません。
繰り返してすいません(?)が、とにかくなんか言うことが大事。 
 
話が上手い人や盛り上げ上手の人の特徴を見てみると、彼らは別に言ってる内容が特段面白いわけではないんです。そもそも人はコミュニケーションに参画した時点で「盛り上がりたい」「楽しくなりたい」という欲望を根源に持ってます。話が上手い人というのは「今からする話で盛り上がろうよ」というような場の空気の合意を形成するのが上手いから場が盛り上がる。
 
同じ雨に降られて濡れた。という話をするのでも、イライラしながら話すのと楽しそうに話すのでは会話の結果は全く違ったものになるでしょう。楽しいコミュニケーションというのはお互いが楽しみたいと思っている甘い共犯関係の上で成立するものなのです。
テレビでは全くウケないお笑い芸人が劇場ではちゃんとウケてるという現象は珍しくありません。ゴー☆ジャスの話ではありません。これは無の感情で対峙することの多いテレビの視聴者に対して、劇場に来る客は笑いを楽しみにきているからです。楽しみたい人間と楽しませたい人間のマッチングが成立するとそこに笑いが生まれます。ゴー☆ジャスの話ではありません。
 
話が逸れた。再現選手の記事というのも読者は記事を開いた時点で何かを楽しみにきています。後は貴方が何か一つユーモアを摘めば甘い笑いの共犯関係が成立するのです。
なのでとにかくどんなくだらないことでもいいので、なんか言いましょう
それだけで読者が記事を開いた時の期待は満たされ、満足度が向上します。

こんな何か言えみたいなアドバイスじゃなくて、ちゃんとしたテキストを学びたい人は若◯民◯…。。。PERO氏のエロゲカウントダウンの作り方から学ぶといいでしょう。

エロゲカウントダウンの作り方



以上です。まあ要約すると査定なんかどうでもいいから記事ちゃんと書こうぜっていう、一言で言い切れる内容ですね。
あとはサイトデザインも大切です。ブログサービスのデフォルトテンプレート丸出しみたいなのは個性が出ずいかにも貧相なのでやめましょう。査定に個性を出す必要は一切ありませんが(やかましいから)、サイトデザインには個性を出すべきです。今最も熱いほじゃひはバナーで回転寿司が高速で回転していて非常にエキサイティング。
回転寿司、私の好きな言葉です。




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