さあというわけで今年もやって参りました。
雑な予想をしてシーズン終了後の笑いのタネを生産しようのコーナーです。
こういうのはやることが大事だと思います。ちなみに去年の順位予想はこちら
※これから行われるであろう外国人補強、補償選手については一切考慮していません
セ・リーグ
1位 横浜DeNAベイスターズ
2位 阪神タイガース
3位 広島東洋カープ
4位 読売ジャイアンツ
5位 東京ヤクルトスワローズ
6位 中日ドラゴンズ
1位 横浜DeNAベイスターズ
壊滅しつつも実は揃ってる先発。充実しつつもリリーフレベル差不安
注目選手 柴田竜拓、佐野、楠本
ド柱白崎浩之がMLBへ移籍。
主力を欠いて迎える苦しいシーズンになるが、ドラフトでは即戦力投手の上茶谷と強打のリーダーシッパーとして伊藤裕を指名。
ようやく投打に層の厚さが増してきた。主力が返す打者に偏重しており、リードオフマンが不在という欠点はそのままだが
楠本、神里、梶谷のライト争いは機動力要素がある。
先発陣は監督の早い継投も相まって昨季100回以上投げた投手が新人王の東ただ1人と「壊滅状態」と言っても差し支えないが
若い投手を数多く擁しているとこの程度のムラは許容しなければならない。二桁勝てる実力はある若手陣に台頭目覚ましい平良、滋賀県出身の京山と役者は揃っている。
以上の点から先発陣は特に問題ではなく、むしろ19年シーズンの課題となるのは救援陣であると言えるだろう。
今季は砂田三上三嶋パットン山崎エスコバーと6人の投手が50試合以上に登板。それ自体はいいのだが、主要救援陣以外で最も多く投げたのが防御率6点台の武藤の20試合と主力救援陣とそれ以外の差があまりにも激しい。
ただでさえリリーフは入れ替わりの激しいポジションなので、レベル差が激しいのは懸念要素になる。ドラフトでリリーフ投手を補充できなかったのもイタイ。
おそらく今年もバンガードセットアッパーの役割を担うエスコバーが60登板以上できるかがカギになってくるだろう。
2位 阪神タイガース
投手陣はセ最強。後は全部マルテ次第
注目選手 マルテ
超変革の結果最下位に沈んだ西の虎! 辞任した金本監督の後を継ぐのは矢野新監督。
というわけで戦力考察ですが私は新外国人のマルテをかなり高く買っています。個人的な評価ならバルガス、ビヤヌエバを抜かして今季の新外国人打者ではナンバーワン!
というわけでなんやかんやで4番が埋まりました。こうなれば後は甲子園球場のPFを活かした圧倒的な投手陣でゴリ押しするだけですね。
西、ガルシアを補強し日本人扱いになったメッセンジャーなど投手陣容はセ・リーグ最強。
リリーフの老朽化が気になるところですが、P.ジョンソンというこれまた今季の新外国人投手では私が最も評価している選手を獲得。
ドラフトはお世辞にも上手とは言い難い内容でしたが、1位の近本は私好みの良い選手。即戦力として可動してくれるでしょう。
というわけで私の好きな選手をたくさん獲得したので2位予想にしました。
3位 広島東洋カープ
柔軟剤がいらないんだよって奥さんに言われ柔軟剤がいらない!!
注目選手 岡田
球団史上初の3連覇を果たした、史上最強の黄金期真っ只中と言ってもいいセ最強軍団。
だが圧倒的な強さで1位を独走した16年、17年とは違い18年はやや苦しんだシーズンに。勝率も6割を割り込むなど強いは強いがその強さにも陰りが見えつつある。
なんと言っても大きいのは丸のFA……に加え、投手陣の劣化不安。
100回超えが5人は立派だが2軍からの先発陣の突き上げが心許ない。何よりも近年のドラフトを高校生重視ドラフトへとシフトしたことで消耗品であるはずの投手陣へ新鮮な球を補給するルートが途切れてしまっている。高校生投手がモノになるまではまだ数年かかるので、この断絶は気がかり。
丸が移籍したことで西川を外野で見れるチャンスが増えたので個人的には嬉しい。
4位 読売ジャイアンツ
岡本ありきの編成
注目選手 吉川尚ピ
原監督が3度目の政権を握りよーわからん補強を乱発する間違いなく18年オフの主役。上原で遊んで内海を取られるという体を張ったコントも披露してオフを賑やかせてくれました。
補強した日本人は岩隈、中島、炭谷、丸……とどう反応していいのか分からない顔ぶれの数々。何なんでしょうねこの面子は。パワプロかな?
名前だけ見るとAクラスどころか優勝争いに名乗りを上げても不思議ではない陣容ですが、Bクラス予想の根拠は2つ。完全に放置されたリリーフ陣と4番タイプ打者の不在。
前者はともかく後者については異議を唱える方が少なくないと思います。ちょっと待てや、岡本がおるやないかと。確かにその通り。昨年どう見ても4番タイプではないゲレーロを取ってきてこれで4番どうするねんと言っていたらタケノコのようににょきっと出てきた岡本は4番として完全に覚醒。目覚ましい成績を残しました。
ただ、昨年の岡本は明らかに出来過ぎ。勘違いしないでほしいのはこれは岡本の実力を疑問視しているとかではなく、打率は落ちるものなのでそれを前提として進めます。特に右打者の場合は顕著ですね。
22歳の定着1年目の選手が4番を張れる前提で編成を行うのはリスキーだということです。
そこで巨人が補強してきた丸とビヤヌエバをピックアップ。
丸という選手は完全な待球タイプ。ボール球は当然のように見逃して四球を貰います。成績を見れば分かりますが打者としてかなり高い次元にある選手です。が、これは打力の高い後ろの打者に安心して任せられるからこそのバッティングスタイル。
丸の打撃スタイルは上位打線に向いていても、ポイントゲッターとしての役割が求められる4番~5番には向いていません。生粋の3番打者ということですね。
次にビヤヌエバ。粗さの擬人化のようなこの人はそれこそタイプで言うならゲレーロと被る。こういうタイプの打者は5番などの後がない場面でブンブン振って結果を残すのが仕事。あるいは4番がガッチリしていれば3番でも良い。だけど、4番を任せるにはあまりにも繊細さを欠く打者です。
以上の点から、今年の巨人は岡本が4番として活躍できる前提で組まれていることが分かります。そうならそうで大変脅威な打線に仕上がるが、そうでなかった場合は痛い。リスクヘッジの出来ていない編成ということでこの順位予想になりました。
ドラフトでは才能のある選手を多く指名したが、高校生が大半でFAでアホみたいな選手の集め方をしておきながら育成重視のドラフトというのは意図が全く理解できない。
5位 東京ヤクルトスワローズ
野手の老朽化不安
注目選手 梅野
2018年はMLBから帰ってきた青木や原樹理の台頭で広島の後ろ、2位につけた。
リリーフ陣は不安定ながらも抑えの石山が大活躍。先発陣は二桁のブキャナンに小川と原で3本柱を形成。PFの割には投手陣はかなり頑張ったと言ってもいいだろう。
そして何と言っても強力なのが打線。3割超えのアベレージヒッターがスタメンに4人並び、バレンティン山田の30発コンビがジャカジャカ返していく。実は投打ともにバランスの取れたシーズンでした。
問題になるのは、現有戦力の野手はセでもトップクラスだがレギュラー陣の老朽化が顕著である点。
特に外野を回るバレンティン、雄平、坂口は全員34歳。今すぐにどうこうという年齢ではないが、山田を除く内野は割と弱めなのでここで火力を稼げないと打線は厳しくなるだろう。
また、今年は外国人投手の目付けがより一層ゲテモノ食いなのがこわい。ハフを残してスアレス、マグカフというのは……その……。どうなんだろうね。
6位 中日ドラゴンズ
補強して♡
注目選手 山本拓 木下
名古屋は根尾くん獲得の大フィーバー! ドラフトでも100点の指名を展開し好素材を次々確保。竜の未来は明るい!!!!!!!
完
パ・リーグ
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 楽天ゴールデンイーグルス
3位 北海道日本ハムファイターズ
4位 埼玉西武ライオンズ
5位 オリックス・バファローズ
6位 千葉ロッテマリーンズ
※基本セカスなのでパ・リーグは話半分でお願いします。
1位 福岡ソフトバンクホークス
私を球場に連れて行ってはまんがタイムきららMAXにて大人気連載中!
注目選手 新外国人野手
正直1位予想にはしたくない球団。
内川、松田、デスパイネと打線の主軸になるべき一、三、指のポジションの老朽化が激しい。投手は放っておいてもニョキニョキ出てくるので、まずはデスパイネ級の外国人獲得が急務になるだろう。
また昨年の捕手が甲斐しかいない問題は今年も解消されていない。甲斐が離脱すると色々お通夜になるので、ここは祈るしかない。
2位 楽天ゴールデンイーグルス
ジャバリ・ブラッシュがいる唯一のチーム
注目選手 辰巳、J.B
昨季は広告出資したライブの会場で「弱えー!!」と野次られ梨田監督がシーズン途中で辞任するというあまりにも残念な結果のシーズンに。
今年は平石新監督with石井GMの新体制で打線の軸となる浅村を獲得。クジでは辰巳を獲得するなど打線の大幅なテコ入れに成功。
先発は則本、岸の2枚看板があるから悪いということはない。救援にはブーセニッツを加え劣化を最小限で抑えた。あとは三振の本場が生んだ超大型扇風機、ジャバリ・ブラッシュ!!!! がズシッとハマれば優勝だって夢じゃあない。
何故なら楽天は12球団で唯一ジャバリ・ブラッシュがいる球団なのだから……。
3位 北海道日本ハムファイターズ
早く清宮のチームに
注目選手 横尾 清宮
甲子園を沸かせた吉田輝星の獲得など、見せてやるぜ、ザ・ミーハードラフトと言わんばかりの圧倒的なまでの本場のミーハードラフトを展開。ここまで方針が一貫していると結果も自ずと出ようもの。
他にも金子弐大やワンボーロンの獲得などやることやってるのも高評価。
そして何より私は2年目の清宮幸太郎の成長に期待。既にフルで出れば20本は打てる格の選手なので、なるべく1軍で使って早く中心選手になってほしい。
4位 埼玉西武ライオンズ
浅村の穴は修復不能。チームを作り変える必要アリ
注目選手 山野辺
野上と牧田が抜け投手が不安視される中で圧倒的な打撃力でもって優勝を果たした狂気のチーム。
更に今年は先発の柱の菊地と打線の核の浅村が抜けた。幸い炭谷は内海になったが打てて走れて守れる浅村の抜けた穴はやはり痛すぎる。
ドラフト1位で松本を獲得することで菊地の抜けた先発陣の被害は最小限に抑えられそうだが、「3番」と「二塁」が同時に抜けた浅村の穴は絶対に埋めることは出来ないだろう。
個人的には早く山野辺の守備を1軍で見たい。
5位 オリックス・バファローズ
返す打者は十分。帰る打者の役者は不足。
注目選手 田嶋 白崎浩之さん
西と金子が抜けたことで約260イニングが他球団に流出することに。
PFの分先発はもうちょっと頑張れていい。田嶋、山岡、山本由伸と言った次世代の投手から1人これぞというエースが出てきて欲しい。
打線は吉田正尚を中心に新戦力のメネセス、T-岡田、ロメロ、白崎浩之さんとパワフルな面子が揃う。ドラフトでは頓宮も。充実したパワーヒッターたちを活かすためにも長年の課題であるリードオフマンの確保が急務となるだろう。
と言っても、若いリードオフマン候補は宗ぐらいしか居ないというのが現実なのであります。 来年のドラフトで即戦力センターを確保するという編成のムダを踏まないためにも宗にはここで一本立ちしてもらわないと困る。そういうシーズン。
6位 千葉ロッテマリーンズ
バルガス
注目選手 バルガス
バルガス次第
野手の役者は揃いつつあるので黄金期は近い?
まあ実際のところ根尾くんばかりに話題が集まってしまってる中日だからねぇ、ドラフトで成功してるとはいえ、去年の先発を支えたガルシアの流失は痛いところ。正直数年先を見据えた戦いをしていかなくてはならないところだし、最下位で様子見はやむなしなのかなぁ…。
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