ロバート・ローズ(23)
サンディマス高等学校-カリフォルニア・エンゼルス (1989 - 1992)-横浜ベイスターズ (1993 - 2000)-千葉ロッテマリーンズ (2003)
1999年成績 .369 37本 153点(日本プロ野球歴代2位シーズン打点記録)
白ローズことロバート・ローズ。ボビー・ローズとも呼ばれる。
議論の余地なく、横浜球団史上最高外国人と称えられるレジェンド選手。
サイクル安打3回達成(3回はNPB唯一)
オールスター前に100打点達成、など華々しい記録の数々を持つ。
現役最晩年、オープン戦にすら出場することなくロッテを去る際の
「野球に対する情熱と、野球に関するすべてのものがなくなった」
という名言(迷?)はあまりに有名なようで特に有名でもない
逆境◯は連打◯の代わりです。
パワナンバー
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面倒くさい得点圏打率の話
チャンスB
この年のローズの得点圏打率は.394と打率に比べて得点圏打率がズバ抜けて高かったわけではありません。しかし1998年や1999年は得点圏打数が例年に比べて40打席近く多く、通年でもローズは得点圏打率が打率を下回ったことのない勝負強いバッターでありました。
同球団の話、例えば内川聖一選手は2008年に得点圏打率.449という驚異的な数字を残しています。
また筒香嘉智選手が2014年にはシーズン打率.300に対し、得点圏打率.416という圧倒的な数字を残しています。
順に打率と得点圏打率を並べると
内川聖一 .378(.449)
筒香嘉智 .300(.416)
R・ローズ .369(.394)
となり、この数字だけを見るとローズが最も得点圏に弱い打者に見えます。
しかしこれが数字のマジック。
2014年の筒香嘉智選手の得点圏打数は89打数、そのうち37安打を放っています。
2008年の内川聖一選手の得点圏打数が118打席、安打はそのうち53安打です。
そして1999年のローズが170打数の67安打。マシンガン打線最盛期ということもあり、驚異的な得点圏打数です。
つまり、さっきの表に得点圏打数を付け加えると
R・ローズ .369(.394) 170-67
内川聖一 .378(.449) 118-53
筒香嘉智 .300(.416) 89-37
となり、得点圏打席において最も多くの安打を放っているのはローズであることが分かります。
得点圏打率はオカルトであるとよく言われます。
ぶっちゃけ私も半分くらいはそう思います。
40打席50打席の結果で「このバッターはチャンスに強い」と騒がれ、翌年以降収束していく打者は毎年のように居ます。回数を重ねるというのはそういうことです。
しかし特定の選手において「勝負強さ」というものは確実に存在します。
それは8年間日本でプレーし、 その全ての年数でチャンスで結果を残してきたローズはまさしく「勝負強い選手」であると言えるでしょう。
そして、その「勝負強さ」の上下は、単純な得点圏打率の数値の上下で判断するのではなく、得点圏打席数、得点圏安打数と言った「多く試行した数」、「積み重ねた数」も鑑みて判断されるべきだと思います。
何が言いたいかというと、ローズはチャンスAじゃなくてチャンスB
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