お知らせ

 

 

 

 

エイプリルフールですが特に何も考えてなかったのでウソを思いつきませんでした。

新年度もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだけで終わるのも何なので今日はBDの作り方について解説しようと思います。
BDの作り方と言いましたが工業的なことではなく、要するに一昔前はみんなやってたビデオに好きな映像を焼いてコレクションする趣味の現代版です。
サブスクリプションが普及した今そんなことをする意味があるのかと問われると答えに困りますが現物を作ってニッコリする満足感はサブスクリプションには味わえないものがあります。
録画太郎にとってはHDDの容量を節約する意味もありますね。

それではやっていきましょう。



用意するもの

必須
・BD-RE(25GB)orBD-RE(50GB)
・ドライブの付いたPC
・TMPGEnc Authoring Works 6
・映像元

あると便利
・HandBrake
・猿か狐
・ニコ生録画登録ツール（仮）

・TS抜けるすげえやつ


・今回の目的
DVD(片面)の容量が4.7GB、BD(片面)の容量は25GB（実際は22GBぐらいしか入らないが……）
作品にもよりますがSD画質のアニメなら約13話分が無圧縮でBD(片面)に入れることができます。
今回の目的は「SD画質のアニメ13話分をBDに入れて1枚で作品が完結するようにするぞ」というものです。
ピンと来ない人はGJ部りぴーと！でぃすくを想像していただければ理解が早いと思います。GJ部りぴーと！でぃすくがピンと来ない人は帰ってください。

例えると「ゆゆ式りぴーと！でぃすく」や「ゆるキャン△りぴーと！でぃすく」を自前で作って作業中24時間自宅のTVでループさせて垂れ流す、といったことが可能です。
それサブスクでよくね？ と思った人は帰ってください。






1.映像元の用意
当然ですがBDに焼くための映像元が必要です。
これがないと始まりませんしある意味これを用意するのが一番ハードルが高いかもしれません。
「TS抜きにあらずんば録画にあらず」という名言が示す通りTS抜きができる環境があればそれが最も良いでしょう。

しかしTS抜きができる環境を持ってる人はそう多くはないでしょう。
そういう人は猿か狐のお世話になることである程度問題を解決することができます。
TVの映像もレコーダーからBDにダビング→猿か狐の流れを用いれば手間はかかりますが擬似的にTS抜きが可能です。

 

あるいはYouTubeやニコニコ等の動画を使うという手もあります。（好きな実況動画をBDに纏めたり）
YouTubeの場合はoffliberty、ニコニコの場合はニコ生録画登録ツール（仮）がオススメです。


2.オーサリングソフトの選定
猿か狐のお世話になったならそのままBDにデータを放り込めばBDの完成です。お疲れ様でした。

ただ、そのままコピーして終わりというのは今回の目的ではありません。
オーサリングソフトはTMPGEnc Authoring Works 6を使用します。
TMPGEnc Authoring Works 6はBDをオーサリングするのに必要となるソフトで初心者にも扱いやすく機能面にも優れていて簡単にオーサリングすることができます。
値段は大体1万円です。かなり高いですが全ての機能が使用できる体験版が一ヶ月無料で使用できるので使えないソフトを買って失敗、ということはありません。
adobeの撤退もありBDのオーサリングソフトは現状TMPGEnc Authoring Works 6以外の選択肢がほとんどない状況です。
フリーソフトもあるにはありますが、かなり使い辛く成功率も低いです。
正直な話フリーのオーサリングソフトを使いこなせる人はパソコンの神様の様な人なのでこんな文章を読む必要がありません。
ただ、TMPGEnc Authoring Works 6がどれだけ使いやすいか、というのを体感するために敢えてフリーソフトを触ってみるのもいいかもしれません。
フリーソフトでオーサリングができるならそれに越したことはなく高いお金を払う必要もないからです。

それを踏まえた上でTMPGEnc Authoring Works 6は1万円で買う価値のあるソフトだと思います。だってコレ以外選択肢がないから……。

3.容量と向き合う
「DVD(片面)の容量が4.7GB、BD(片面)の容量は25GB
作品にもよりますがSD画質のアニメなら約13話分が無圧縮でBD(片面)に入れることができます」

と言いました。容量の問題とは常に向き合わなければなりません。
13話のアニメなら無圧縮でBD(25GB)に収まりますが25話のアニメならBD(50GB)を使う必要があります。

BD-RE(25GB)は1枚100円以下で購入できるのでコストパフォーマンスが非常に優秀です。
BD-RE(50GB)は1枚300円前後とかなり高いですがその分高容量なので多くの話数を収めたり画質を最大限に保つことが可能です。
石油王なら全て50GBでいいでしょうがそうでない庶民は用途によって使い分けていきましょう。
書き換えができないRはREより安いですが取り返しがつかずに気軽に編集できないというデメリットが大きすぎるのでオススメしません。大事な部分でお金を惜しんではいけません。



また、「SD画質なんかでアニメを見ちゃったら失明しちゃうよ～」という方もおらっしゃるかと思います。かくいう私もその1人でこれまで多くの視力をDVDの画質による失明で失ってきました。
何より素晴らしい作品をDVDの失明画質で見てしまうのはこれ以上ない作品に対する冒涜です。SD画質のSは失明のSです。

しかし容量の問題は常にあります。理想を唱えても容量に収まらなければ意味がありません。
容量と画質はトレードオフの関係にあります。いつか画質を犠牲に容量を削減しなければいけない日が来ます。
そこで今回はHandBrakeを使います。
これは要するになんか良い感じに設定をすると良い感じに動画ファイルをエンコードしてくれるというとても良い感じのフリーソフトです。
TMPGEnc Authoring Works 6にも自動で容量を調整してくれる機能がありますが私はあんまり信頼してないので今回は使いません。


使い方はそんなに難しくないので自分で調べてください。日本語化さえできたら特に困ることはないと思います。

 

 

基本的なプリセットは私はこれで動かしていますがこの設定は特に深く考えたというわけでもないので煮詰めようと思えばいくらでも煮詰めれると思います。
コーデックはちょっと良いパソコンを持ってる人はH.265、自分のパソコンに自信がない方はH.264を選択するといいでしょう。
H.265の方が圧縮効率が良く高画質で低容量になります。その代わりPCスペック次第ではエンコードに途方も無い時間がかかるので気をつけましょう。

4.オーサリングするぞオーサリングするぞ
実際のオーサリングはソフトによっては非常に難しいですが、TMPGEnc Authoring Works 6はガイド通りに進めるだけで簡単にできます。

たまげるぐらい直感的で簡単です。唯一メニュー画面のサムネイルだけ設定方法が分かりづらいのでここで解説します。

 

 

 

メニュー作成画面まで行く

・赤枠で囲まれてる画面をダブルクリックする

 

 

 

 

メニュー部品の編集画面に移行するのでシークバーを動かしてサムネイルを設定する

これでOKです。操作方法さえ分かれば簡単ですね。

TMPGEnc Authoring Works 6は基本的に編集したい部分をダブルクリックすれば編集できるようになるので覚えておきましょう。

 

 

 

 作成中にはシミュレーション機能で実機での動作を確認することができます。

 

最終話がタイトルのアニメは名作

 

余談ですが11話は多岐川さんの表情がめちゃくちゃ良いので必見です。

余談おわり

思い通りのBDを作ったら後は書き出すだけでBDは完成です。お疲れ様でした。



5.ジャケット制作

というわけでBDが完成しました。ちゃんと再生もできるしメニュー画面も上手く起動します。

やったー。でもなんだか満たされません。

う～ん、地味じゃない？ 手作り感も否めないし字も汚い。

そう、ジャケットが足りないからです！ やってみなくちゃわからない わからなかったらやってみようと安土桃山時代の文献にも記されています。
ジャケットを作りましょう。


CDジャケットはA4用紙で2枚分作れます。なんでもいいので画像編集ソフトで作りましょう。
私は幅2894高さ4093pixelsのフォーマットでやっています。CDジャケットの画像は12×12cmの正方形です。
私は何故か上手くいかなかったので12.5×12.5cmでやっています。ここらへんコピー機の性能によって異なるのでコレという正解はないと思われます。
コピー機がない人はコンビニで印刷してきましょう。カラーコピー1回50円、失敗すると悲しいので白黒コピーで練習してからにしましょう。

肝心の画像ですがインターネットからそのままパクってきても大体縦長だったり横長だったりで上手く正方形に収まりません。
拡大編集で無理矢理収めてもいいですがアスペクト比が許容できないぐらい狂うのは美しくありません。
ここは持ち前の編集技術が問われるところ。工夫をこらすのも楽しいですよ。

作例1

 

 

元画像（アニメのキービジュアル）が縦長だったため正方形に収めるためにフリー素材のサイトから本の背表紙をDL、上に画像を重ねることでアスペクト比の狂いを最小限に収めた正方形の画像に。

作例2

福田雄一の悪いところが全部出てることでお馴染み実写版銀魂。
1と2を同じBDに入れたので単に1と2のキービジュアルを並べて境界線を30％消しゴムで消しただけのお手軽仕事。


作ったジャケット画像をA4用紙分のサイズに2枚並べてコピーして余白を裁断しましょう。
ちなみに私はA4だと上手くいかなかったのでB5で印刷しています。コピー機の性能によって云々。

 

 

 

完成

雑コラレベルの仕事ですが完成してみると案外良い感じ。
コレクションとして眺めてるだけでも楽しいです。
多少手間はかかりますがフォーマットさえ作ってしまえば後は流れ作業でBDは作れます。
皆さんも試してみ……



 

知っていますか？
DVDのリッピングは違法です！
私的使用目的であっても「リッピングソフト」を用いて複製することは著作権法違反です。


当協会は、2015年3月20日から、DVDやブルーレイのリッピングの違法性を訴えるため、協会ホームページに「アンチリッピングキャンペーン サラリーマン山崎シゲル×日本映像ソフト協会」の特設サイトを開設し、会員各社のホームページにも特設サイトへの誘導を図るバナーを掲載するなどしてキャンペーンを実施してきました。今回、同キャンペーンの第2弾として、第1弾で制作した「アンチリッピングキャンペーン  サラリーマン山崎シゲル」の動画（38秒）を、会員各社のレンタル作品の冒頭に挿入することにより、レンタルユーザーを対象に映像のリッピングの違法性を広く訴えていくこととなりました。

＜実施期間＞ 2015年9月発売のレンタル作品から最長３年間（ただし、キャンペーンの浸透具合により早期終了の場合あり）

＜実施方法＞  ＪＶＡ正会員社33社の発売、販売するレンタル作品（一部セル作品も含む）の冒頭に「アンチリッピングキャンペーン  サラリーマン山崎シゲル」の動画を挿入し、より多くのユーザーに対し露出を図っていく。動画を挿入する作品については各社任意とする。また、協会ホームページ内の特設サイトは継続して設置し、引き続きウェブ上でもキャンペーンを展開する。

＜目標＞   年間約1,000万枚、2億人の視聴を想定・・・年間のレンタル店向け出荷枚数2,900万枚の30～40％程度に動画を挿入、年間に20回転と計算した場合、2億人が視聴することとなります。

＜主催・共催＞  主催：一般社団法人日本映像ソフト協会共催：一般社団法人日本映画製作者連盟／一般社団法人日本動画協会／不正商品対策協議会

 

以上