2018/02/21

金田正一は勝ち運なのかどうかを検証してみた



してみたちゃうけど



えー、金田正一選手は勝ち運か負け運か? という議論があったりなかったりしました。
皆さんご存知の通り金田正一選手はNPB唯一の通算400勝を記録した、つまり「NPB史上最も勝ち星を得た」投手なのですが、同時に298敗はNPB史上最多敗戦記録でもあります。
これらがあれやこれやし、400勝投手なのだから勝ち運を付けるべきうんぬんという議論があったりなかったりしました(2回目)


こんなん間を取って勝ち運も負け運もどっちもなしやろとしか言い様がないので個人的には至極どうでもいいんですが、問題を提起するだけしといて結論を放置されるのが世界で一番嫌いなので解を明らかにしておきましょう。

幸い我々には日本プロ野球記録 という心強い味方がいます。
これで金田正一選手の通算944登板分の記録を調べて、擬似的な援護率を算出……なんてことは流石にしたかないので今回は金田正一選手のキャリアハイと目下注目されている1958年の登板のみにフューチャーしましょう。


計算方法は金田正一が投げたと思われるイニングをチェック。
そのイニング÷そのイニングに加点された得点=疑似援護率。です。当然ザル計算なので正しいデータには期待せんでください。ただ大雑把にでも大体近いデータが取れるのではないかと思います。

また最終回に抑えとして1イニングだけ登板した場合は援護イニングがないのでその当番の計算は不問とする



それでは結果

イニング 援護点 勝ち星カラーズ
11回 4 ◯
2回 3 ◯
9回 5 ◯

9回 9 ◯
9回 1 ◯
9回 4 ◯

4回 1 ◯
3回 1 ◯
9回 1 ◯

11回 2 ●
4,1回 1 ◯
9回 4 ◯

2回 1
9回 3 ◯
9回 6 ◯

9回 2 ◯
9回 2 ◯
3回 1
5回 2 ◯

13回 2
8.2回 4 ●
9回 3 ◯
4.2回 2 ◯

9回 5 ◯
14回 1 ◯
2回 0 ●
2.1回 0 ● 先発
5回 1 ◯
3回 1 ◯
3,1回 0 ● 先発

8回 2 ●
9回 3 ◯
1回 0 ● 先発
9回 1 ●
1.1回 0 最終回
9回 6 ◯

2回 1 先発
7回 4 ◯ リリーフ
3.2回 0 ●
2回 0 ● 先発
2回 0 ●
2回 0 ●
1回 0 最終回
4回 0
10回 2 ◯
5回 1 リリーフ
6回 0 先発
6回 1 先発

1回 1
3回 3 ◯
2回 0
2回 1 ◯
4回 1 ◯
11回 4 ◯





金田正一 1958年 シーズン疑似援護率

2.82












う~ん、普通!w



※現代野球では援護率2.82はワーストクラスに低いのだが、1958年当時のプロ野球は本塁打王が30本を超えず(パは山内和弘が23本で本塁打王)、80~90打点あれば打点王が取れる打低の時代なので、この援護率はちょっと低いぐらいでしょう。



上の計算では普通は計算しない最終回のイニングなんかも多く混じってるのでその分を考慮に入れたとしてもだいたい援護率は2.90~3.00ぐらいでしょう。




う~ん、普通!w





なんの面白味もない結果に終わりましたがまあ現実は往々にしてこんなもんです。
成績を確認してる最中気付いたのですが、金田投手は先発してもアカン時はかなり速い回にノックアウトされることが多かったです。

まあ金田投手を作るときには短気が付けられると思いますので、わざわざスロースターターや調子極端を付けるほどのことではないでしょう。


というわけで一応の結論を出して終わりにしたいと思います。




結論!!!


少なくとも1958年の金田正一に勝ち運はつかない














はよ寝ろ







1 件のコメント:

  1. フューチャーじゃ意味変わっちゃいますよ

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