2020/02/19

投手のスタイルによる左右被打率差について


ニーハオ! コロナウイルスです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は最近新規エビの水槽立ち上げと信長の野望創造にドハマりしています。これめっちゃオモロイ


脈絡は全くありませんが、今回は投手のスタイルによる左右成績の傾向について語っていこうと思います。
よくこの投手は右に弱い、左投手なのに左打者に弱いという特長が言われますが、基本的にこういうのはスタイルで説明が付きます。
私は投手の投球割合が分かればおおよそどのぐらい左に弱いか強いか分かります。
テンプレートに当てはめるだけなんですね。

今回はそのテンプレートを紹介していこうと思います。
勿論世界には万を超える投手の数がおり、1つとして同じ骨格同じ理屈で同じ球を投げる投手は居ないので例外は多くあります。
しかし、基本的にはテンプレートを応用すればほとんどの投手のスタイルを理解することが可能になります。


図解として分かりやすいようにパワプロの球種図を説明に用いますが、パワプロその仕様上省かれてる球種が多いので適当な説明ではありません。球種がかなり多い投手の説明にはデータで楽しむのデータを使用させていただきます。

基本的な考えとしては左に弱い=右に強いです!
例えば菅野なんかはスライダーがあまりにも良すぎるため、必然的に右打者への成績が良くなって左右で差が出てきます。短所と長所は表裏一体です。



右スライダー型(菅野、K-鈴木)
想定対左ランクG~E


というわけで早速例に出した菅野を見ていきましょう。K-鈴木は私が好きなだけです。
先程も述べたように右投手のスライダーは左打者からは見やすいので、スライダーを主戦武器にする投手は必然的に左に弱くなりがち。

特にK-鈴木は左打者に相性の良い球種がそこまでクオリティが高いわけではないフォークぐらいしかないので左打者との相性は最悪です。オフにはインタビューでフォークを磨く旨の発言をしていました。

反対に菅野は2018、2019と二年連続で左打者の成績の方が悪かったですが、2017年は対左の方が成績が良いです。
これは数字のブレ……というわけではなく、ちゃんと理由があります。


単純に菅野はめっちゃ色々な球種を投げていて、そのどれもが高品質だからです。
これはパワプロの球種図では分からないことですね。

なのでスライダーがべらぼうに良い菅野と言っても、K-鈴木と違って左打者に対する回答は豊富に持っているので、左打者への成績が悪くなったとしてもそこまで対右との差が開くことはありません。
パワプロ的に言うならまさしく、K-鈴木が対左Fで、菅野が対左E~Dというわけです。

このように投手の特長を捉えて、最適な対左右能力を導いていこうというのが今回の狙いです。




右カットボール型(大瀬良、唐川)
想定対左ランクE~B

カットボールを中心にするタイプの右腕。古くは川上憲伸(古いか?)、海を渡ればマリアノ・リベラ。
投球割合は大瀬良が約36%、唐川が42%です。

カットボールは左打者に有効的な球種なので左打者に対する成績が良くなりやすいですが、どうしたって右投手が投げるスライダー軌道の球なのでそこまで抜群の効果があるわけではありません。

ちなみに画像の2019大瀬良は対左Eですが、対右.247に対して対左.286と差が出てはいるものの、被本塁打は右打者19本に対して左打者は3本(打席数も左打者の方が多い)に抑えています。
被OPSも対左の方が低く、カットボールによる左打者対策の成果は十分に出てると言えるでしょう。
唐川は 対右.329に対して対左.253なのに何故か対左がDになってるだけなので気にしないでください。

基本的にカットボールだけで左打者をどうこうする力はないので(それこそリベラぐらい)、フォークやその他球種の組み合わせが重要になってくるでしょう。




 右縦カーブ型 P.ジョンソン、武田翔太、ディクソン
 想定対左ランクE~G


上からパワーカーブ、ナックルカーブ、ドロップカーブです。
武田翔太は本人がドロップカーブを名乗っており、持ち方も変化もドロップカーブなのに何故かナックルカーブですが、現在は修正されたので気にしないでおきましょう。
上背を活かすために外国人投手の使用者が多いのも特徴。

横のカーブは左打者には危険な球ですが、縦カーブは最早フォークや縦スラのように運用する球種なので左右差をあまり気にせず使っていけます。
それでもまあカーブはカーブということで対左の方が成績が悪くなりがち。
というわけでそれぞれの投手の左打者対策を見ていきましょう。

P.ジョンソンといえばパワーカーブ。
単純に速いカーブは最早フォークの様であり、カーブの中では最も左を苦にしない種類です。
そしてジョンソンはパワーカーブのクオリティーが圧倒的。2019年のNPBで最も素晴らしい変化球と言ってもいいでしょう。
この最高品質のカーブにハイクラスのストレートの2球種で組み立て、隠し球のカッターもクオリティが満点。
全てにおいて次元の違う投球で圧倒。シーズン途中まで左の方が成績が悪かったものの、カッターを解禁した後半以降は左相手にも無双し最終的には対左の方が成績が良くなりました。

ジョンソンクラスに全ての球種のクオリティが高い投球は稀ですが、右にパワーカーブ、左の苦手な部分にカッターという相性補完が非常に良いこの組み合わせは現在のトレンドです。
ソリスやDJジョンソンなどこれからこのスタイルの投手は増えていくことになるでしょう。


ディクソンはキャリアで一貫して左を苦手にしている投手ですが、それなりのクオリティーのチェンジアップを備えているので、一般的な範疇の左を苦手にしている程度で留まっています。
抑えに転向してからは平均球速が向上し元々抜群のカーブの球威が更にアップ。


武田翔太のドロップカーブは前述のパワーカーブ、ナックルカーブに対してやや横変化が強く左打者からは見えやすい。
カッターやチェンジアップを一応投げていますが十分なクオリティではなく、左打者に有効な球種もないので左を大きく苦にするように思えますが、こちらも一般的なレベルの苦手で留まっています。

その理由はストレート。武田翔太のストレートはスライド回転がかかる所謂真っスラであり、これが左打者に対してカッターの様に作用します。


それぞれの対左対策を紹介してきました。
これらの投手はちゃんと対策を用意した上で、左を苦にしているので、左対策を用意できてないカーブPは左バッターに基本的にけちょんけちょんにされるでしょう。

しかしまあ、1軍で活躍してる投手は当たり前ですがほとんど左対策を用意してるものなので、ここでいう左にけちょんけちょんにされるカーブP=対左G というのは、基本的には2軍選手や育成選手、ハズレ外国人の話です。




右チェンジアップ型 若松、岸
想定対左ランクD~B

チェンジアップは左に有効な球種なので左に強いです。若松の説明は以上です。


はチェンジアップのみだけではなく、チェンジアップ、カーブ、ストレートの3つがNPBトップクラスのクオリティを誇ります。
当たり前ですが、エースクラスの投手はどれか1つの球種が良いだけで成り立つわけではなく、トップクラスを球種を2つ3つ持ってるからエースなんですね。

先程も説明したようにカーブは左を苦にする球種ですが、岸はチェンジアップも一級品なので対左をカバーすることに成功しています。
よって、岸の対左能力はE~Cということになります。顔だけでなく投球スタイルもイケメンで無駄がなく美しい投手と言えるでしょう。





右フォーク型先発 山口俊、千賀
想定対左ランクE~D


これ罠です。

パワプロの球種図を見ると2人共フォークボーラーの様に思えますが、先発でそんなフォークをボコボコ投げるわけもなく、あくまでフォークは切り札。実際の立ち回りはスライダーやカットボールになります。

なのでフォークは左右であまり変わらない球種だから想定はD! というわけではなく、先発で投げるにはスライダーなどを交えて立ち回らなくてはならず、その過程で左打者にはちょっと打たれます。
なのでスライダーで立ち回るフォーク型先発の想定対左能力はE前後になります。
勿論、スライダーではなく他の球種で立ち回る投手なら変わってきますが、ほとんどの右投手がフォークのお供にはスライダーを選ぶのではないでしょうか。

ちなみに本当にストレートとフォークしか投げない野茂英雄ような投手の場合、左右差はほとんどなく、通算ではむしろ左の方が成績が良いです。






右シンカー型 東浜巨、石川歩
想定対左ランクC~B

シンカーをメインの球種にする右投手は少ないのでサンプルは多くないですが、シンカーは左打者には非常に有効な球種なので、それが一級品ともなれば対左打者との相性は良いです。

亜細亜ボール(ツーシーム)をシンカーに含めるかどうかの議論は別にして、ほぼストレートとツーシームの2球種で組み立てる山崎康晃はルーキーイヤー以外は全ての年度で対右に対して対左の成績の方がかなり良好な数値が出ています。






右速球型リリーフ+フォーク 平野、増井
想定対左ランクD~C

藤川、佐々木、サファテなど名だたるリリーフは大体コレ!
先発で最もメジャーな変化球がスライダーだとしたら、リリーフはフォークでしょう。

ほとんどの場合でストレートとフォークの2ピッチになるので、左右差らしい左右差はほぼありません。
しかし右投手のフォークは左打者に対して有効な球種となるので、前述の佐々木や野茂もそうですが、みんな対左の方が成績が少しだけ良くなりやすいです。






右スライダー+ストレート2ピッチ型 パットン ジャクソン
想定対左ランクF~E

ストレートとスライダーの2ピッチで組み立てるんだからそりゃまあ左に強いわけがないです。

先発の時は左対策を長々と語りましたが、リリーフは出す場面を選べる上に、球威があればゴリ押しが効くので特に深く考えなくてもいいです。
要するにストレートの球威が最大の左対策ということですね。

ストレートの球威が弱いスライダー特化型だと、対左成績がえらいことになりがち。






右サイドハンドスライダー型 又吉、秋吉
想定対左ランクG~F


横手からスライダーでキリキリ舞いにしていく最もスタンダードなサイドスローです。
サイドスローの8割はコレです(断言)

横手の性質上、絶対に対左は苦にします。横手、スライダーが武器。2つの要素が揃っていたらこの運命-サダメ-から逃げることはできません。
なのでリリーフだろうとなんだろうと対策は必須です。対策した上で皆左を苦にしています。

又吉は最速152kmとサイドハンドとしては破格の球威。ストレートの被打率.198と素晴らしい数字が残っており、このストレートが最大の左対策になっています。

秋吉は高速スライダーが横への曲がり幅少なく左打者にも有効な球種に。
チェンジアップも十分なクオリティーがあり左対策として機能しています。
KONAMIの能力だと何故かシンカーになってますが本人がチェンジアップって言ってるのでチェンジアップです。そもそもシンカーのように見えるのはストレートです。


これらの対策を用意できないサイドハンドは左打者に非常に苦労します。
どこの球団でも2軍に一生左対策ができないサイドハンドが1人は居ると思います。そんなもんです。

えっ、いない?





右サイドハンドシンカー型 平良拳太郎、藤岡好明
想定対左ランクE~D

先程のサイドハンドが左を苦にするのは絶対に逃れられない運命-サダメ-と言いましたが、それを克服した投手が居ます。
それがサイドハンドシンカー型。サイドハンドの武器言うたら普通スライダーなんですが、スライダーではなくシンカーに活路を見出したのが右サイドハンドシンカー型です。

この2人は共にシンカーの球威が上質。なのでサイドハンドでありながら対左をそこまで苦にしないピッチングを可能にしています。
更にサイドハンドらしいスライダーではなく、高速系のカットボールも存分に駆使しているのも対左に良く作用するポイント。






右アンダー型 牧田、高橋礼
想定対左ランクG~F 高橋礼はD


アンダーの絶対数がそもそも少ないので牧田と高橋礼を語るだけになります。

アンダーハンドは球速が遅い分、サイドハンド以上に左のおやつになりやすいです。
牧田がMLBで打たれた理由もコレ。日本では通用していた左対策のシンカーが全く通用せずただただ打ち返されました。

高橋礼はその牧田と全く真逆の投手。牧田は緩急と精密なコントロールで打者を揺さぶるのが持ち味ですが、高橋礼はアンダースローとしては規格外のスピードで押していく速球派アンダー。
なんと言ってもこの球速から繰り出されるシンカーが最大の武器。
アンダーハンド離れした球速と、スペシャルクラスの威力のシンカーによるアンダーでありながら左打者を全く苦にしないどころか、左の方が得意なアンダースローという特異な投手に。

牧田は今年から日本に復帰しましたが、シンカーの球威と対左成績に注目すると面白いのではないかと思います。









左右多球種バランス型 バリオス、石川雅規
想定対左ランク-
バリオス
石川雅規


考えるだけ無駄








左チェンジアップスターター型 小笠原慎之介、石田健大
想定対左ランクD~C

左投手の武器といえばスライダーとチェンジアップが2大球種でしょう。
スライダーが武器の左腕はリリーフで使った方が左キラーとして便利なので、右投手にも対応できるチェンジアップが良い投手が先発適正◯です。

基本的に左にスライダー、右にチェンジアップで投球を組み立てます。
左だから左に強いと思いきや、これらの選手はチェンジアップの良さがウリなのでどちらかといえば右に強く、でも左投手なので左にも相性が良く、結果的にはどっちも同じぐらいになります。






左クロスファイア型 田嶋 床田
想定対左ランクE

ストレートでガンガン右打者の内角を抉るクロスファイア型の投手。
力で押していく様は見ていても非常に爽快な気持ち良いスタイルです。

しかし右打者の内角を抉る線の都合上、左打者の内角は投げづらいんですね。
よって、左投手なのに左打者が苦手、という投手が生まれます。

これだけの説明では分かり辛いので今回は図解の絵を描いてみました。





投げやすい!


右打者の内角を抉る際は、このように投球のラインが開いているので、比較的余裕を持って右打者の内角に投じることができます。
しかしこれが左打者だと・・・?





ぶつけちゃうかも…

このように投球の線の半分が打者の身体に覆われてしまう、とても投げにくいんですね。

なので左クロスファイア型というのは左を苦にする投手が多い、というわけです。


ちなみにSB大竹や今永はチェンジアップ型とクロスファイア型のハイブリッドです。








左軟投型スターター 塩見 辛島
想定対左ランク-


軟投派は人によってタイプが全く異なるので
一概にコレと言える特徴はありません






左スライダー型 砂田 岡田俊哉
想定対左ランクC~A


チェンジアップは先発、リリーフはスライダーの方が便利と言いましたがそのスライダータイプ。
左投手の角度だからブーメラン軌道でスライダーが飛んでくるわけで、背中から変化球が曲がってくるような軌道に当然左打者は打ちあぐねます。左キラーといえばこんな感じのイメージなんじゃないでしょうか。

左腕でスライダーが武器、これだけ左に強ければ対左はB~Aで間違いないだろう! と思うかもしれませんが、残念ながらそうはすんなり行きません。

というのもワンポイントで出る投手は息が詰まる場面で左(右)の特定の強打者と相対せねばならず、左打者が特異な投手でも対左成績は実は伸び悩みます。
反対に左打者が得意な投手が右打者と対戦する場合。これは山場が終わったり強打者を終えて打力の低い打者の打順というケースがままあり、本来得意な左打者の成績が伸び悩み、苦手な右打者の対戦成績が実力より良く出ることがあります。
特にワンポイントの投手はイニング数が少なくなりがちなので、この傾向が顕著。

こういう現象を想定せず、この左キラーのワンポイント投手は左に打たれてて右を抑えてるから対左E! というのはちょっとどうなんだと思いますね。






左のやべーやつら ロドリゲス エスコバー
想定対左ランクC~B


やべ~



ロドリゲスは158kmツーシームに150kmチェンジアップが注目されがちですが、左穀しのスライダーもやばく左に対して圧倒的な成績に。
エスコバーは圧倒的な平均球速を背景にスライダーがとても良好な被打率。こちらも左打者の背中から来るような軌道。

圧倒的な球速だけで抑えてると思われがちな両者ですが、左打者対策はそれぞれちゃんと揃えているんですね。






左サイドハンド型 嘉弥真、高梨雄平
想定対左ランクB~A

左のサイドハンドはとても貴重で運用方法も分かりやすいので重宝されます。
球種は左打者の背中から曲げるスライダーと、左打者の内角を抉るためのシュートで構成されるのが基本。
左打者を打ち取ることしか考えてないことがよく伝わってきます。

ちなみに2019高梨は対左.236 対右.195のため対左Dになっていますが
奪三振率は右が.200に対して左.329。被OPS自体も対左の方が下です。
また右相手には左の2倍近い四球の数を出しています。そもそもイニング数の少ないワンポイント投手で被打率を見てもその投手の得意不得意は計れません。

左右別の被打率を見てその投手の対左力(ぢから)を決めるというのは、あくまでも対左被打率が低かったで賞(高かったで賞)であって
その投手が左に強い、左に弱いという本質を表現するものではないというのを啓蒙していきたい所存です。

そもそもイニング数の少ないワンポイント投手で左右の被打率を見てもデータの分母が少なく参考にはなりません!(3回目)






左アンダーハンド型 









4 件のコメント:

  1. めっちゃ参考になります

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  2. こんにちは、クロスファイア型の説明で疑問点があったのですが、どう噛み砕いても対右のインサイドをつけるコントロールを持ちながら対左のコントロールがアバウトになる理由が分かりませんでした。
    個人的にはインサイドをつくときゾーンが広くなっている点が成績を良くしていると思いますが、如何でしょうか。
    時間があれば教えて頂きたいですm(__)m

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    1. 「インサイドをつくときゾーンが広くなっている」
      ↑この認識で大体合っています。
      説明が雑で申し訳なかったのですが、それ+ 対右と対左でコントロールがアバウトになるのはメンタルの理由が大きいです。これは実際に自分でやってみると分かりやすいですね。

      投手を再現するのは大変なので、例えば手頃なゴミをゴミ箱に投げるとします。
      上手い人なら2mぐらい離れていても、7~8割は入れられると思います。
      ただ右利きの人ならゴミ箱の右側、左利きの人ならゴミ箱の左側に人が立っていると途端にコントロールがつかなくなります。
      当ててしまうかもしれないという恐怖心が無意識に制球を乱してしまうんですね。

      人にもよるとは思いますが、利き手の逆側に人が立っている場合は比較的投げやすいと思います。


      2mの距離の小さいゴミですらこうなのだから、18mの距離を硬球で剛速球を投げる投手の心理的恐怖は底知れないですね。
      いわゆるブルペンエースと呼ばれる投手の正体の1つです。

      「対右のインサイドをつけるコントロールを持ちながら」
      とのことですが、投手のコントロールというのは非常に繊細で危うい要素の上で成り立っている技術です。試合中ふとした要素でこれまで優れた制球力を披露していた投手のコントロールが乱れてしまう、なんてのはよくあることですし
      打者の対右、対左で制球力が全く変わってしまう。というのもそこまで珍しい話ではありません。

      勿論、世の中には左打者の内角を突くのが得意で、右打者の内角を突くのが苦手なサウスポーも居るはずなのでこれはあくまでそういう投手のテンプレートというだけですね。例外は漏れなくあります。
      しかし、ほとんどの投手にとっては、利き手側に打者が立っているというそれだけで内角への投球は難易度が上がるものです。

      野球は人がやるスポーツなので、得点圏打率とかもそうですが心理的な面も大きく関わってきます。
      前述の通り、コントロールというのは非常に繊細で諸要素に左右されやすい技術です。
      打者がどっちに立ってるか、それだけで投げやすさが全く変わってしまう、というわけですね。

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    2. わざわざ返信ありがとうございますm(__)m
      なるほど、心理的な面が関係してくるのですね。
      確かに、利き腕側にボールを抜けやすいということを考えればそういった心理的要素も表れますね。

      以前、菅野投手が突き詰めればメンタルは関係無いという事を言っていたのでちょっとレベルが高い所を信用しすぎちゃいましたw
      昔のダルビッシュ、藤浪を見ていてもそんな気がしました。

      またこういったパワプロに寄せた野球解説やって欲しいです!大変勉強になりましたm(__)m

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