先日パワプロ2022の初報が出ました。
詳しい情報はこととかさんが全て纏めてくれるので私は穿った見方をしていこうと思います。
今回のパワプロ2022の報道はファミ通などのゲームメディア以外でも普段は芸能やスポーツ報道などを扱うスポーツ紙も報じています。その内容について見ていきましょう。
(時間経過で記事が消えるときのために記事全文引用してますが一応小文字で小さくしてるのでちゃんと読みたい人はリンク先に飛んでください)
コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける野球ゲームソフト、「実況パワフルプロ野球(略称パワプロ)」シリーズ最新作となる「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」が4月21日に発売される。通常版の希望小売価格は8250円(税込み)。ハードはニンテンドースイッチ、プレーステーション4対応で、1月13日からパッケージ版の予約受け付けを開始した。
新作では、「サクセス」「パワフェス」「栄冠ナイン」「ペナント」「マイライフ」など前作で搭載した定番モードがパワーアップ。また、自分だけのオリジナル選手で遊べる新たなオンライン対戦モード「パワーパーク」が誕生した。
選手データも最新の能力になり、話題のルーキーも登場予定。西武ドラフト1位の隅田知一郎投手(22=西日本工大)には「奪三振」、DeNA同1位の小園健太投手(18=市和歌山)には「リリース〇(ストレートと変化球の投球モーションが同じ)」などの特殊能力がついている。
DeNAのドラフト1位・小園健太投手が、4月21日に発売される野球ゲーム「eBASEBALLパワフルプロ野球2022」に登場する。パワプロではプロ野球の公式記録をベースにした能力値を表現されるが、特定の場面で能力を発揮する場合には特殊能力が付与される。小園の場合は「リリース○」。最速152キロ右腕はカットボールやスライダーなどの変化球も操るが、直球と変化球の投球モーションが同じ、という特殊能力が付与されている。
- サンスポ
DeNA・D1位小園が「パワプロ」最新作に登場 1年目で「リリース〇」の特殊能力を保持
DeNA・D1位小園が「パワプロ」最新作に登場 1年目で「リリース〇」の特殊能力を保持
DeNA・D1位小園が「パワプロ」最新作に登場 1年目で「リリース〇」の特殊能力を保持
DeNAのドラフト1位・小園健太投手(市和歌山高)が、4月21日に発売予定の野球ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(KONAMI)に登場。その能力値が明らかになった。高卒1年目とあってSが最大ランクのコントロールはE(44)、スタミナもE(45)と控えめだが、最速152キロの直球と変化球の投球モーションが同じになる「リリース〇」が特殊能力として与えられた。活躍度合いに応じて能力値が上がるだけに、今後の成長が楽しみだ。
DeNAのドラフト1位・小園健太投手(市和歌山高)が、4月21日に発売予定の野球ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(KONAMI)に登場。その能力値が明らかになった。高卒1年目とあってSが最大ランクのコントロールはE(44)、スタミナもE(45)と控えめだが、最速152キロの直球と変化球の投球モーションが同じになる「リリース〇」が特殊能力として与えられた。活躍度合いに応じて能力値が上がるだけに、今後の成長が楽しみだ。
コナミデジタルエンタテインメントは13日、今年4月21日発売の「パワフルプロ野球」(パワプロ)シリーズ最新作『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(Nintendo Switch、PlayStation4)パッケージ版の予約受付を、きょう13日から開始すると発表した。
またそれにともない、新たにメンバー入りするルーキーのうち、DeNAドラフト1位の最速152キロ右腕、小園健太投手(市和歌山)のデータを公開した。
<主なデータ>
・適性→先発
・コントロール→E44
・スタミナ→E45
・フォーム→スリークオーター16
・特殊能力○→直球と変化球の投球モーションが同時になる。
※販売価格ほか最新機能などの詳細については、同最新作公式サイトにて。
<主なデータ>
・適性→先発
・コントロール→E44
・スタミナ→E45
・フォーム→スリークオーター16
・特殊能力○→直球と変化球の投球モーションが同時になる。
※販売価格ほか最新機能などの詳細については、同最新作公式サイトにて。
という具合。なんとほとんどのスポーツ紙が小園のリリース○について触れています。
勿論偶然の一致ということはなく、こういう記事は開発会社が各報道機関に資料を渡してこのゲームはここがウリなのでこの部分を宣伝してください。と依頼するものですが、報道機関を駆使して宣伝するものが経験点技術変化20点程度で取れるリリース○なのがKONAMIらしくてちょっと良い話だと思います。
余談ですが同じく同時期に能力が公開された西武の隅田についてはスポーツ報知(二枚舌)、大谷速報、 ベースボールキングなどが取り扱っています。
俺はセ・リーグなんかに興味ねーんだよ! という方はこちらのメディアを贔屓にしましょう。
- ベースボールキング
- スポーツ報知(二枚舌)
西武ドラ1・隅田知一郎に「奪三振」「リリース〇」の高評価…ゲーム『パワプロ』最新作
尚、能力載っけただけの他メディアに対して詳細な能力の説明文を上げているベースボールキングがパワプロに関して最も優れた報道メディアであることは疑いようのない事実でしょう。まさに王の名を冠するに相応しいメディアですね。次点に大谷速報が詳しいです。
スポーツ報知は小園の単独記事を上げておいて隅田の単独記事も上げる二枚舌野郎です。
こんな奴は信用してはいけません。
オマケ
隅田は「使い物にならないですよね。自分がゲームをやるのであれば、まだ使わないかな。試合はつくれない」と苦笑い。「シュート回転」が付いていたことについては、昨年6月の全日本大学野球選手権の上武大戦で、中日から1位指名されたブライト健太外野手(22)に、シュート回転した直球を本塁打されたためと推察した。ただ能力は、シーズンで結果を示せば、アップデートで強くしてもらえる。「この能力を覆せるような1年にしたい」と力を込めた。
パワプロ擦れした人たちからはルーキーの割に強いだどうの言われてますが、まあこれが普通の反応ですね。
たかがリリース○を多くのメディアが取り上げているのは異常なのでみんな目を覚ましてください。
余談
昨今ゲームメディアとメーカーの癒着が問題になっています。
「癒着」と言ってもそんな生々しい物ではなく(ゲームってそんな袖の下が裕福な市場ではない) ゲームメディアはゲームの宣伝をし、メーカーはゲームメディアに広告を出すことでお互いがwin-winになる協力体制を取ってきました。
良くも悪くも日本の美しい協力関係というわけです。↑のKONAMIがスポーツ紙にギアスをかけて小園のリリース○を凄い能力だと思い込ませたのもNPBとの協賛もあり、ともに野球界を盛り上げていこうという協力関係の結果なわけです。それにしたってリリース○を初報宣伝の目玉にするのは色々凄いぞ。
しかし、良くも悪くもの「悪くも」の部分。ここが問題です。
ゲームメディアとメーカーの仲が良くなると何が問題なのか? それはファミ通のクロスレビューに代表されるように「ゲームの悪口を書けなくなる」ことにあります。
曰く日本では(ちょっと日本では日本では言い過ぎですね)人をこき下ろすメディアは非難され、良いところを見つけるメディアが持ち上げられる傾向にあります。それ自体が悪いとは言いませんが、こと「批評」になると話は別です。構造に欠陥や欠点があるのならそれを鋭く指摘しなければならない。ゲームメディアにはその役割もあります。
しかし、上述のゲームメディアとメーカーの仲が良くなった結果ゲームメディアはゲームの悪口を書けなくなってしまった。これでは批評に信憑性がなくなるのも当然で、今やファミ通のクロスレビューなんて誰からも信用されていません。
これが日本におけるゲームメディアとメーカーの癒着の問題です。
しかしそれらのメディアも大手とは言えず、今の日本のゲームメディアというのは「メーカーの言うとおりに宣伝文句を書くメーカーの宣伝雑誌」という役割の粋を出ません。
まあ、それはそれで良いところもあるんですが(メーカーと仲が良いから情報を積極的に卸してもらえるわけで……)しかしゲームに切り込んだ批評や消費者(プレイヤー)の目線に立ったレビューなどはアマチュアに委ねられている状況です。
「このゲームは地雷だからみんな買うな!」とメディアが言わなかった結果、それを言ってきたネットのレビューや意見が力を持って、逆に会社運営のメディアに信頼が消え失せていきました。
昨今Amazonのサクラレビューやアカウントを動員したステマ。或いは悪評を立てるレビュー攻撃などが問題になっていますが、IGNのようなユーザーからの信頼を集めるメディアがあればことゲームにおいてはある程度その問題の解決策になり得ます。
(日本で最も信頼の置けるレビューサイトは批評空間であろう)
メディアを名乗るならメーカーの宣伝媒体に成り下がらず、プロの編集機関にも高い意識を持ってほしい。そんなことを思ったスポーツ紙一斉リリース○報道事件でした。
さて、本題の日経新春杯ですが私はマイネルウィルトスに期待します。
それでは皆さん週末は中京競馬場でお会いしましょう。レトカスでしたぁ
それでは皆さん週末は中京競馬場でお会いしましょう。レトカスでしたぁ
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