小園健太
市和歌山高
今ドラフト最注目の高校生右腕。
球速、変化球共に特筆する点はないがピッチトンネルを意識してストレートと同じ球速帯で左右に曲げるカットボール、ツーシームで凡打を築くなど高校生離れしたマウンド裁きで安定感を見せる完成度の高い好投手タイプ。縦に曲がるスライダーのキレ味も十分。
またこの手の投手にありがちな完成度の高さと伸びしろがトレードオフになっているということもなく、185cm90kgと体格も十分大型で更なるスピードアップも期待できる。
力感のないフォームはクセがなく安定した成長曲線を描けそう。
3年夏の県大会では決勝の智弁和歌山戦でカットボールを見極められ4失点完投で無念の敗戦。ストレートにプライドを持てる投手になることを誓った。
パワナンバー
13800 62048 59258
一発
ストレートは全体的に球が高め。スピン量が豊富なので狙ってやってる部分もありそうですが、カッターを混ぜ合わせる配球はプロでは被本塁打が増えるスタイル。
四球
甘くいって打たれるぐらいなら四球の後後続を抑える! という気概を随所に感じます。
オマケ
性格派のトンチキ性格診断のコーナー
選手の優劣を全て性格に理由を求める稀代の性格派、レトカス氏がドラフト候補を性格のみで分析します。
早速小園健太選手についてですが、インタビューを見る限り非常に投手らしいプライドの高さが伝わってきます。
傲慢ではなく己がそう振る舞うことが最もチームの為になると理解しているからです。
そのプライドの高さは投手のスタイルにもよく表れています。
カットボール、ツーシームなどピッチトンネルを意識した配球で打者に的を絞らせず打たせて取る意識は少ない球数でアウトを取りたい上位の投手の思考といえるでしょう。
プロでは山本由伸もその系統ですね。三振を奪うことを神格化していない。
その一方で急所の場面ではギアチェンジして三振を取りに行く、敗戦の際には悔しさを滲ませるなど勝ち気の強さも十分です。
「もっとストレートにプライドを持てる投手にならなければいけない」と自信の課題も明確に認識しており現状の認識能力と意識の高さが伺えます。
特筆すべきは趣味は漫画とアニメのインドア派という点。インドア派は体育会系では珍しく、ピッチトンネルを意識した配球といい投球も趣味も現代っ子的な感性を感じます。
趣味は漫画とアニメで今一番ハマってるのはウマ娘プリティーダービー。
「趣味は漫画とアニメ」と言ってはいますが、体育会系のクラスタの中で萌えアニメから情報が伝搬する可能性は低いのでおそらくゲームアプリもやっているはず。
そもそもアニメを見ただけのコンテンツを「ハマってる」と言うでしょうか? 間違いなくこの「ハマってる」はアプリにハマっています。
そして休日も家で一人の時間が多いらしい情報と合わせると、休日に家で時間泥棒であるアプリウマ娘をやっている可能性が高い。
他者とのコミュニケーションが命の体育会系にあってそのような自分の世界を持っている性格は実に投手向きです。
以上の点を総合すると小園健太選手は「プライドと意識が高く」「一流の自覚故にクレバーなピッチングを身につけ」「それでも内には熱いハートを持つ」「自分の世界を持っている投手」という性格です。
投手としてはこれ以上ない最高の性格ですね。投手は謙虚でなく、それでいて成長に貪欲で、芯が強い選手が求められます。
よって、小園健太投手の性格診断では50000000000000000000億点をつけさせていただきます。敬具
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