パワナンバー
13200 72160 14842
パワナンバー
13000 21990 38493
ア
チャンスC
得点圏打率.264
どちらかというと打点王としての意味合いが強いです
対左E
対右.252
対左.229
ア（ちょっと語ります）
思えば中田翔さんのキャリアほど球場と球に恵まれなかった選手は中々居ないのではないでしょうか。高卒2年目の2010年に頭角を現したと思ったら翌年からすぐさま違反球+統一球＆ゲロ投高の札幌ドーム+人工芝で膝を破壊され得手の外野守備が死ぬというウルトラコンボを決められてしまいました。
極めつけはキャリア末期に差し掛かる頃に新球場完成という悲劇。キャリアの全盛期を違反球と統一球の札幌ドームを過ごさなくてはならなかったのは間違いなく中田翔さんの成績に影響を及ぼしたはずです。
統一球以前は各球場毎で使用する球が違うことである程度のバランスを保つことができましたが、統一球によるミズノの一社独占後の13年以降の投高球場の成績、特にHR数は格段に減りました。
00-05年のスーパーラビット時代、11-12年の違反球時代がよく環境による成績の変化として挙げられますが、統一球によりボールが平等になった13年～以後の投高球場ホームによる打撃成績も十分補正をかけて考慮するべきに値する環境ではないのかと思います。
ホークスは15年、ロッテは19年にホームランテラスが増設されて救済されました。日ハムは23年に新球場完成予定とナゴヤドームのテラスプランが凍結された以外は順調にこの投高球場による打者苦難の環境も改善されようとしています。
ボールが全球団平等になったことで逆に環境に不均衡が生まれてしまった。野球場を背景に平等と公正の違いを揶揄したそんな画像があったような気がしましたが今のNPBで生まれている球場格差とはつまりそういったことなのでしょう。
つまり何が言いたいかというと25本塁打ですが中田翔さんのパワーはAです。
もうちょっと語ります
野球選手といえば暴力と犯罪ですが、今の時代ではそうはいきません。社会的弱者を相手に卵焼きと唐揚げの鮫トレードを強請るなど元から素行の悪さが目立っていた中田翔さんですから、今回のように退団に近い処分が検討されるのも当然のことだと思います。
しかしその一方で野球選手というのは犯罪を犯してもある程度は守られてきた存在でもありました。今風に言うと野球選手という職業にはある種”上級国民”としての性質があるとも言えるでしょう。
脱税を行った小久保裕紀氏は1つ前の全日本代表監督ですし、同じく脱税に関与した宮本慎也氏は先日オリンピックで解説をしていました。読売ジャイアンツの監督である原辰徳氏が反社会的組織に1億円を支払ったことは東京高裁が真実として認め報道側の週刊文春が勝訴しています。この件について球団からの処罰はありませんでした。
他にも病院で暴れたり野球賭博に関与した選手は今も元気に現役です。そして表ざたになっていない犯罪行為というのは12球団、少し上の世代も含めればかなりの数の人数が犯しているのは想像に難くありません。（そもそも、昔は暴力が”問題”ではなかった）
時代が違うといえばそれまでですが、野球界というのはいつも無能な選手が罪を犯せば切り捨て、有能な選手が罪を犯せばなあなあの軽い処罰で済ませてきた歴史があります。
今回の件も中田翔さんが退団に追い込まれることは当然の処置だと思いますし、有名選手と言えどもそうやって罰を課すことが野球界の健全化に繋がっていく一歩であるはずです。
しかし、同僚に暴力を振るうという行為は脱税や反社会的勢力に大金を支払うこと以上に重い処罰が必要なのでしょうか？ 脱税の犯罪度が10、反社会的勢力に大金を支払うことが100だとしたら、同僚に暴力を振るう犯罪度は3ぐらいではないでしょうか。
私には今回の件は野球界がいつものように有能な選手を守って、無能な選手を体よく切り捨てようとしているようにも映ります。
野球選手に甘い野球界の構造は何も変わっていないのではないか。
今回の事件が起きたタイミングで中田翔さんが3割20本打っていれば、少なくとも退団という話が持ち上がることはなかったはずです。事件が表ざたにもなっていないかもしれません。
選手の成績で処罰の重さが上下するというのは野球界では当然のように行われていることですが、本来はあってはいけないことなのです。
NPBが本当にコンプライアンスを大事にする組織ならば、罪に対して成績や選手の立場に寄らない厳正な処罰を12球団が下せるようになってほしいものです。
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