森木大智
高知高
184cm 82kg
中学時代に軟式球で150kmを計測したことからスーパー中学生と呼ばれた逸材。
高校進学後は故障にも苦しみ思うように球速を伸ばすことはできなかったが、3年春に154kmを計測し殻を破った。平均球速140km後半とスピードは世代屈指で制球力もある。
これほどの投手でありながら明徳義塾に2度決勝で甲子園行きを阻まれ1度も甲子園の土を踏むことは叶わなかった。
フィールディングにも優れ、私生活でも研鑽を欠かさない。小園、風間、森木からなる高校BIG3の中でも総合力はナンバーワンだ。
パワナンバー
13100 42058 80242
ア
回復E
身体が硬く疲れが溜まりやすい
性格派
「一本道を一人で歩いていると、新たな発想が生まれてくるんです。考えたことを早速、練習で試してみたり。夏以降、成長している実感があり、楽しいです。プロの世界に入るつもりで、一から取り組んでいます」
菩薩か何かなのだろうか?
ここまで来ると意識が高いというよりは仏が野球をやっている、と表現した方が近いだろう。騒がれていたスピード面を無理に追い求めずトータルスペックを底上げし平均球速を上げる方向に持っていった成長曲線も性格を感じる。
もう一つインタビューを紹介しよう。
Q 野球をしていなかったら何をしていましたか?
森木「水泳ですかね。クロールはまぁまぁ速いです」
これを見た時、私は森木はすげぇやつだなぁと感服した。
まず、水泳というチョイスに育ちの良さが垣間見えるし、その中で「まぁまぁ」というのがいいじゃないか。「そこそこ」でも「結構」でもなく「まぁまぁ」だ
謙虚さと謎の自信を感じ取れるすごく良い受け答えじゃないか。
質問者もサッカーだとかサラリーマンみたいな受け答えを想定しているだろうに、まさかまぁまぁクロールが速いから水泳をやっているんじゃないか、という答えが帰ってきて困惑したはずだ。
多分深く考えた答えでは決してないだろうが、だからこそこの受け答えに森木の人間性がよく表れている気がする。
このように意識の高さは折り紙付きで、性格面ではケチのつけようがない。後、投手に大事なのは打者に立ち向かっていく闘志だがその点も心配無用だ。
そういえば他にもこんな野球のことしか考えてないような意識の高い選手がいたなぁと思ったらそれは大谷だった。
大谷も普段はどこかボケっとしているのにひとたびマウンドに立つとと闘志を剥き出しにしていた。そのイメージが森木にも被る。
身体が硬くフォークが不得手という課題はあるがこの意識の高さなら乗り越えていけるだろう。
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