タイラー・ジョゼフ・ビーディ(Tyler Joseph Beede)
ローレンス・アカデミ-ヴァンダービルト大学-サンフランシスコ・ジャイアンツ (2018 - 2019, 2021 - 2022)-ピッツバーグ・パイレーツ (2022)-読売ジャイアンツ (2023~)
2022年MLB成績 31試合 61.1回 防御率5.14 39三振
スリークォーターとサイドスローの中間のような角度のフォームからMAX159kmの速球に多彩な変化球を操る速球派変化球投手。
2019年はMLBのローテーションに定着し22試合で117回、5勝10敗 防御率5.08の成績を収めるも翌年TJ手術でシーズン全休へ。
2年間の休みを経てMLBに復帰した今シーズンは中継ぎとして33試合に登板したが復帰明けということもあってか中々成績が付いてこなかった。
12月5日に読売ジャイアンツが獲得を発表。背番号は33の予定だ。
10900 21155 94341
考察
今回注目してほしいのはTJ前の2019年のMLB成績。
22試合に先発して117回、5勝10敗 防御率5.08と通用したとは言いづらい成績ですがスタッツが驚異的。
フォーシーム(56%) 被打率.283 被本16 三振47 空振り率6.5%
チェンジアッ(18%) 被打率.289 被本3 三振23 空振り率18.3%
カーブ (13%) 被打率.151 被本1 三振30 空振り率16.2%
カッツァー (11%) 被打率.273 被本2 三振13 空振り率17.6%
フォーシームを中心に満遍なく球種を投げ分けそのいずれも十分な成績。
フォーシームはスタンドにぶち込まれまくってますが被打率自体は速球に滅法強いMLBの中にあって良好で空振り率も半分以上の投球割合でこの数値は立派。
これだけ良好な数字を残してる選手が防御率5点台というのは考慮すべき余地があります。
一体何故なのか? もう答えを言っているような気がしますが、タイプの割に四球が多く、フォーシームをスタンドにぶち込まれまくったからですね。
TJから復活しMLBに復帰した2022年はロングリリーフとして登板。
ストレートをフォーシームとツーシームに2分割したもの両方がボコボコ打たれ変化球に頼るという感じに。
引きずられるように変化球のスタッツもほぼ全ての面で悪化。
先発としては上質もリリーフとして圧倒できる変化球の質ではなかったということもありそう。
2019年の成績パターンなら速球に弱い日本なら問題なく活躍できるが、2022年の数字では足りない。
TJ明けからどこまで戻せるかというところで、今回は2019年と2022年の間を取って基礎ステを高めることで投げてる球の割に成績が悪い感を醸成しました。
対左
多彩な球種を投げ分けサイド気味の角度も左右両打者に完璧に対応。
左右差はほぼ0とお手本のような選手。
フォーシーム 球速安定
最速159km、平均154km(リリーフ)
最速157km 平均152km(先発)
シュート回転しながら迫る。サイド気味の角度もあって球速ほどの球威はないが2019年はMLB平均クラスの空振り率も記録。
トゥシーム球速ほぼフォーシームと同じで変化する典型的なトゥシームファスト。
2022年から投げ始めフォーシームと同じく打たれている。
これ付けると4球種になるので付けてません。
4球種になろうが躊躇いなく投げてる球種を搭載していく方針ですが、2019年は投げてなかったのと今回は他の球種を伸ばしたかったこともありオミットしています。
活躍したら付く。みたいな感じです。
チェンジアップ右手側に変化して落ちる平均136kmの高速チェンジアップ。
パワプロでこれやると平均127kmぐらいになりゲームと現実で10kmもの差が生まれることに。
それ以外の球種は1km単位で調整が完璧なのでオリジナル球種にしました(元はシンカー)
高速チェンジアップの実装お待ちしております。
カッター、カーブ
カッターは平均141km、カーブは平均127km。
それぞれクオリティー高く、カーブは特に左打者に有効に使える効果的なボール。
投球位置右(一塁側)
プレートの位置をコロコロ変える工夫タイプですが基本的には一塁側を使うことが多い。
クイック
1.40秒
ア
ラッパーとしても活動ということで親近感が湧きますね